かつて日本の産業を支えた石炭。
空知地方は日本を代表する炭田で、かつては数多くの炭鉱がありました。
今でも多くの炭鉱の痕跡が残されており、多くの人を惹きつけています。
そこでOYOYOではその代表的産地であった美唄市の炭鉱遺産と、
アルテピアッツァ美唄を巡る日帰りツアーを企画しました。
OYOYOには8月18日9時に集合。
当日は10名の参加者があり、3台の車に分乗して出発。
まずは「美唄市郷土史料館」を見学。
入館料は団体扱いで通常200円のところ140円。
(撮影:國生隆司)
ここは昭和56年に開設され、開拓以来の歴史を中心に展示されています。
一番目に付くのはやはり炭鉱関連の展示。
たぬき堀から近代の機械で大がかりに掘る方法までの変遷をまとめており、
坑内を知ることができない今となっては貴重な展示でしょう。
(撮影:杉崎英利)
この後は旧美唄鉄道の跡を辿って山間部に入っていきます。
「旧東明駅舎と4110型SL」は美唄鉄道廃止から40年も経っているとは思えない、
非常に良好な保存状況。
(撮影:國生隆司)
「三菱美唄記念館」は三菱美唄炭鉱閉山後に三菱が建て、市に寄贈した施設。
(撮影:杉崎英利)
目を惹くのが美唄が炭鉱華やかりし頃の市内の様子。
写真、地図、ジオラマその他の資料によって鮮やかに見せてくれます。
それから「炭鉱メモリアル森林公園」へ。
(撮影:國生隆司)
「三菱美唄炭鉱立坑巻揚櫓」、「開閉所」、「原炭ポケット」が聳えています。
昔はここに巨大な炭鉱施設と鉄道施設があり、
そしてたくさんの人が住んでいたのですが今はただの無人の原野となっています。
ちなみにお昼ご飯は「しらかば茶屋」の「とりめし」をいただきました。
非常に美味、でした。
後編に続く
(記事:奥井みさき)