カテゴリ:レクチャー( 26 )

震災とアート/表現による回復

d0246751_1152046.jpg
9月27日の部会は、部長の柴田尚さんが「震災とアート/表現による回復」と題して発表しました。

柴田さんは、札幌のアートNPO S-AIR代表でもあり、これまでも国内外のアート団体と連携してお仕事をされていて、
3.11の東日本大震災で被災した東北にも、知り合いのアーティストやプロデューサーが沢山おられるそうです。
この8月15~17日の3日間、柴田さんは被災地のアートプロジェクトめぐりの旅に参加、その報告会となりました。

「今年、日本が経験した震災は、地域の崩壊と復興、原発によるエネルギー資源の問題、国内の格差や国際的な格差など大きな問題を含んでいます。北海道にいるわれわれは、アートの立場からどう捉え、行動すべきか。様々な調査の元、震災に対するプロジェクトプランを考えてみます」  (柴田さん作成の資料より)

見せていただいた復興支援地図、緊急出版されたものですが、
被災前の状況と被災範囲、避難所の位置や主な道路の通行規制箇所を
柴田さんのお話とともに、確認。
被災した地域の広大さ、被害の深刻さが、改めてジワジワ迫ってきます。

福島の和合亮一さんという詩人の方は、
自らも被災し、現場からtwitterで詩篇「詩の礫」を発表し続けたそうです。
http://twitter.com/#!/wago2828それがきっかけとなって、共感するミュージシャン達が集い、プロジェクトFUKUSHIMA!で坂本龍一さんが和合さんの詩の朗読と競演したそうです。

宮城県での宿泊は、気仙沼の風光明媚なリゾートだった「ホテル観洋」
現在は、被災された市民・災害派遣・復旧工事関係者・ボランティア活動の方々の拠点として、ホテルが宿泊に全面協力しているのだそうです。
「今、マチから人が出て行って、子供の学区を移してしまえば、もうその家族は戻ってきてくれなくなります。マチに誰も居ない状態にしたくなかったんです」とホテルの方は語ってくれたそうです。
美しかった以前の写真と、震災後の写真が何よりも雄弁です。

別の場所では、30名近くの同僚を津波で失ったという市職員が被災地を案内してくれ、アーティストの相互交流について意見を尋ねた柴田さんに「ここからアーティストを行かせることより、今はとにかく、ここに来て欲しい」 「自分たちを孤立させないで欲しい」「つながっていたい」 と語ってくれたそうです。

アートの拠点として知られる仙台の「せんだいメディアテーク」
チューブを組み込んだ素晴らしい建築だったそうですが、
 http://www.smt.city.sendai.jp/smt/about/character/
柴田さんが撮ってきた現在の無残な写真、表現する言葉がありません。

それでも、各地でアートプロジェクトが起こり、
ここで起こっていることをしっかり記録しておくこと、
全員が共有することで、「つながっている」こと、
地域の記憶を新たに取り戻すこと、などが試みられていること、
などが報告されました。

【旅程】
 15日 福島 大友良英「プロジェクトFUKUSHIMA!」報告
    http://www.pj-fukushima.jp/news/index.html
    2011年8月15日、福島で、音楽を中心としたフェスティバルを開催。 
    また、これをきっかけに様々なプロジェクトを長期的に展開していきます。
    地震や津波の被害のみならず、解決の見通しの立たない原子力発電所を抱える
    現在の福島では、フェスティバルどころではない、という意見もあるかもしれません。
    それでも、いやそんな時だからこそ、現実とどう向き合うかという視点と方向性を
    人々に示唆する力を秘めている音楽や詩やアートが必要だと、わたしたちは信じて います。

 16日 南三陸 「“生きる”博覧会2011」報告
    http://www.asahi-artfes.net/program/2011/2011-6.html
    津波で一瞬のうちにすべてが消え去った南三陸町。
    人々は、ちりぢりになったその場所から、いつか帰ることを祈りながら
    故郷を、そこにあった暮らしを思う。
    「この町で生きる」ことへの執着を、「きりこ」でつなぐプロジェクト。

17日 仙台 「3がつ11にちをわすれないためにセンター」報告
    http://recorder311.smt.jp/
    ~ 発信はさまざまな支援活動を応援し、記録は未来への財産となるように。 ~
    東日本大震災による甚大な影響に対し、ともに向き合い考え、
    復興への長い道のりを歩きだすために
    「3がつ11にちをわすれないためにセンター」をせんだいメディアテーク2Fに開設しました。
    このセンターでは市民、専門家、スタッフが協働し、
    復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していきます。
    さまざまなメディアの活用を通じ、情報共有、復興推進に努めるとともに、
    収録された映像、写真、音声、テキストなどを「震災復興アーカイブ」として記録保存します。

私の拙い言葉より、それぞれのサイトを見ていただいた方が、よく伝わると思います。

本当に「表現による回復」の試みの数々、アートの持つ可能性を
改めて考えさせられたレクチャーでした。
[PR]
by oyoyosapporoart | 2011-10-10 11:06 | レクチャー

血と汗と涙(←?)の羊毛ちくちく

どうもこんにちは。
9月13日の活動報告でございます。

写真部のこっちゃん主催による外部のせんせいをお招きして、
「羊毛ちくちくレクチャー」
でございました。

羊毛を丸めて細い針でちくちく刺しながら、形を作るのです。
d0246751_20413760.jpg

↑こんな感じ。(森山大道風でお送りさせて頂きました)

d0246751_20445499.jpg

今回は白の羊毛をメインに使用したのでみんなでシロウサギを作りました。
わたしは白猫もどきになった……

鋭利な針で作業するので流血沙汰も。
d0246751_20464943.jpg

↑よく見ると血の斑点が!!

洋裁や家庭科実習にトラウマがあるわたしですが、
意外となんとかカタチになるものです。

せんせいのウサギです。
d0246751_20542020.jpg

超リアル。

最後はみんなの作品の集合写真です。
d0246751_2053445.jpg


毎度個性派ぞろいです。
OYOYOらしいですね。

商売道具のペンタブレットかないので、今回はiPhoneのトイデジアプリ写真でお送りさせて頂きました。
崖っぷちMでございます。

激個人的な告知
[PR]
by oyoyosapporoart | 2011-09-15 21:07 | レクチャー

近くて、知られざるサハリン事情

8月2日の活動報告でございます。

今回はゲストに写真家・後藤悠樹さんを迎えて「樺太サハリン写真」トークでした。

後藤さんについては、下手なわたしの説明よりも、こちらのサイトを見た方が分かりやすいかと存じます。
http://www.npi.ac.jp/extra/interview09.html
http://blog.canpan.info/fukiura/archive/6974

d0246751_20144876.jpg

こんな感じですね。はい。

現地の方々の何気ない日常写真や、スナップ写真をメインに撮っていらっしゃっていました。
日系や韓国、朝鮮系、ロシア系、あるいはアイヌ、ウクライナ系…と民族・人種がかなりMIX。
それがサハリン島に住む方々です。

d0246751_20304391.jpg


ちなみに面積は76,400 km²。北海道よりデカい。

ビザを取るのは大変ですが、意外と親日的なのがサハリンでございます。
(自動車産業とか、日本製品は質が良かったりするので)

そして彼等は写真を撮られることを、かなり嫌います。
「いま撮った写真データ消せ!!」
と言われる場合が多いです。
(その気持ち、個人的によっく解ります……)

あと、野犬が多いので要注意!!

サハリン観光の際は、是非この2点を意識しましょう……。

なんだかいつも以上に文章がまとまっていない、崖っぷちMがお送り致しました。

追記:
後藤さんのブログはコチラです。
http://harukyung.exblog.jp/
[PR]
by oyoyosapporoart | 2011-08-04 20:39 | レクチャー

「笑」ってなんですか?

記憶が薄れないうちに、記事に書こうと思います。
7月26日の美術部レクチャーは、O野さんによるお笑いレクチャーでした。

d0246751_0371756.jpg

こんな感じ。
体当たりのショートコントを。
AVを題材にしたコントです。

その後は各部員の感想、あるいは優しい(←?)ツッコミなどなど。
わたしは遅刻というバカをやらかしたので、肝心のコントは見れませんでした(自爆)


誰でも出来るみんなで「ムツゴロウさんのモノマネ」などもしました。
顔のマッサージにしか思えない……ボソボソ

この20年のTVのバラエティー番組やギャグ漫画の推移などもお話してくれました。
バブリーの時代のお笑い番組は、今思えば、やっぱ無駄に経費をかけていたようにも思えます。

視聴者や観客が求める「笑」は、時代と共に変化しているのではないでしょーか?

今回も365日余裕のない崖っぷち部員・Mがお送り致しました。
[PR]
by oyoyosapporoart | 2011-07-28 00:51 | レクチャー

マニアックコレクション大会Part4(物品編)

7月19日の美術部は第二回部員の私物お宝コレクション大会でございました。

映像に引き続き、

あー……やっぱその人らしいねえ。

が率直な感想です。

カメラの小物、切符のコレクション、貴重な書籍(サイン入りとか)、フリーペーパー、古地図などなど。

d0246751_20555150.jpg

机が超カオスな感じ。

そして、やっぱり、だれも被らない。
すばらしい、個性の集まりですね。
しかし、毎回どんなジャンルの私物何を持ってきても誰も被らないとは、ある意味すげぃです。

崖っぷち広報担当(←?)部員Mがお送り致しました。
[PR]
by oyoyosapporoart | 2011-07-27 21:01 | レクチャー

マニアックコレクション大会Part3(映像編)

間が空きましたが、7月12日の活動報告です。


嬉しいことに新しい方もOYOYOに入部していただいて、新たなメンツを含めて映像コレクション第二弾をICCさんの場所を借りて開催しました。

d0246751_16272323.jpg

こぉーんな感じで。

ライブ映像とか、鉄道の映像とか、東京の鉄橋などなどなど。
各々の好きな映像を見せることで、その人の嗜好や趣味が見えてきて楽しいものです。

やっぱり最期はこのお方です。

d0246751_16312837.jpg


どこのメディアにも出没していますねー。

崖っぷち部員Mがお送りしたしました。
[PR]
by oyoyosapporoart | 2011-07-26 16:34 | レクチャー

「デジカメdeフィギュアを撮る」の巻

「いい加減ブログ更新しろってんだ!」とワタクシの良心が怠け心に渇を入れてきました。
活動近況報告です。

7月5日はデジタル一眼に精通している、写真部Kさんを講師に
「デジタルで可愛いフィギュアを撮ってみよう」
の回でした。

いや、もう、美術部とか写真部とか音楽部とかの所属の
垣根が全く無くなっている
のが最近のOYOYOです。

d0246751_2223838.jpg

ライティング設定。

d0246751_2224159.jpg

デジタル一眼で。

d0246751_2224488.jpg

コンパクトデジタルで。

d0246751_22253058.jpg

あーら、可愛い。

とりあえず、デジタルカメラなら何でもOK。
携帯のカメラでもOK。
光の調整次第で携帯でも綺麗に撮れます。

ちなみにこの画像はすべてiPhone3Gsで撮影させて頂きました。

カメラの問題じゃない。
何を撮りたいかの問題だ。


で、なんでフィギュアなんですか?って?
そこは、考えてはいけません。


崖っぷちポンチ部員Mがお送り致しました。
[PR]
by oyoyosapporoart | 2011-07-09 22:27 | レクチャー

児童画の見方

d0246751_21442656.jpg

みなさまは子供のときに描いていた絵を

覚えていますか?

子供の描く絵は不思議。

大人とはもののとらえ方が違って、魅力がある。


4月19日のOYOYO美術部では、

柴田氏による「児童画の見方」講義が行われた。


子供の絵は、

1~2歳になって腕が自由に動くようになると、

殴り書きとして始まる。

そこからだんだんと独特なイメージが生まれてくる。

その頃はみな絵を描くのが大好き。

「頭足人」と呼ばれる、顔に手足のついた絵を描き始める。

単に認識が幼いからではなくて、

どうやら大人とは世界認識の仕方が違うからのようだ。

やがて小学校低学年ぐらいになると、

透視図のような「レントゲン画法」で描き始める。

ほかにも、太陽を赤く描くのは日本だけなのか、

おもらしすると絵の色が変わる?

といった魅力的なお話を聞くことができました。
[PR]
by oyoyosapporoart | 2011-05-08 14:41 | レクチャー

マニアックコレクション大会Part2(映像編)

d0246751_21305853.jpg


3月29日の活動は、場所をICCさんで借りて『部員のお気に入り映像公開しよう』の会でした。
身も蓋もない言い方をすれば、「自分たちのツボな映像を見せ合おうぜ!!」の会です。

何が凄いって、

参加メンバー7名全員持ってきたものが被らない

というところです。


昔懐かしのTV番組や、江ノ電3ショット映像や、ミュージカルアニメ、TVアニメ、劇場アニメなどなどです。

(※何故かアニメ率が高かった)

個人的に面白かったのはこのお方です↓
d0246751_21321869.jpg

個人の好きな映像って、やっぱりというか、何となく、その人の個性やバックグラウンド、活動の原点が見える様な気がした次第でございます。


|ω・)<今回の記事はナゾの影武者・ヘルパーMでお送り致しました。
[PR]
by oyoyosapporoart | 2011-04-06 12:16 | レクチャー

美少女ゲームってこんなんだったんだ

d0246751_21193952.jpg

d0246751_21202892.jpg


2月22日のOYOYO美術部では、

Fさんのレクチャーがありました。


お題は「美少女ゲーム」!


前半に講義、

後半に実技で実際にゲームをプレイする、

という構成。


「クールジャパン」と呼ばれる日本のサブカルチャー生成の

背景の一部が、体系的・俯瞰的に語られました。


それぞれの名作の立ち位置、

オタク文化に与えた影響が、

典拠を引用しながら客観的に解説されたのが

わかりやすかったです。


美少女ゲームと呼ばれるものが、

静止画主体で、本当に小説のような内容だったのは意外でした。


バーチャルな世界なのに、

独自の臨場感とゲームをするプレーヤーとの

「関係」を生み出していく仕組みが面白かったです。
[PR]
by oyoyosapporoart | 2011-02-27 13:04 | レクチャー