カテゴリ:レクチャー( 26 )

「映画を見ない人生よりも、見る人生の方が豊かです」

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「映画を見ない人生よりも、見る人生の方が豊かです」
大黒座3代目館長、三上政義氏のお言葉。

それは映画館をめぐる、素敵な人たちのおはなし。

15日はKさんの登壇で、

大黒座をテーマとしたレクチャーを実施しました。

1918年、北海道の浦河に「大黒座」という映画館が誕生します。
漁業でにぎわった町・浦河で、住民に愛されていたとのことです。

しかし危機は訪れます。
昭和30年ごろから、漁村の活気が去りテレビが普及します。

大黒座も苦しい時代を迎えました。

浦河の若い人たちは、

「大黒座は地域の文化財産だ」

と立ち上がります。

北海道の地方映画館が次々と消えていくなか、

大黒座は地域に根付いた上映活動をいまも続けています。


大黒座と、大黒座をめぐる住人たち。
ドキュメンタリー映画『小さな町の小さな映画館』は、

こうして生まれました。

レクチャーのあと、部員たちは

「これからの映画」について、語らいました。

もうわかい世代は、年に数本しか映画を見ないようです。
それより年長の方々は映画とともに育ってきただけに、

驚いていました。


映画だけではなく多くの人々が

文化全般を鑑賞しなくなってきているのではないかと話は進み、

文化を支えるためにわたしたち部員もなにかしなければ、

と考えさせられました。
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by oyoyosapporoart | 2011-02-21 20:07 | レクチャー

心から感動でした!1月25日「人間を受け入れること」レクチャー

*先ほどUPした、このブログ本文とタイトルに記載のレクチャー開催日に誤りがありました。深くお詫び申し上げます。(2月2日深夜)

25日火曜日の部会も、また部員によるレクチャーでした!

今回の講師は菅原さん(女性)で、正式なテーマ名は明かされていないもの、少なくとも私にとって終始共感できる内容でした。

おそらくテーマは「人間の特性を受け入れること」で、菅原さんが保育士という実体験を交えて、面白くエピソードを語ってくださいました。

特に今回は自閉症とされている園児、後述のAくんとBちゃんについてクローズアップした内容です。



教会の家に生まれ、高校卒業後の進路を決める際、菅原さんはデザイナーを志望するもの、ご両親は保育士など福祉方面の道を推す一方だったため、争ったこともあったそうです。

でも結局、菅原さんも後者、保育士の道を歩んだそうです。

初めは抵抗を感じていたようですが、保育経験を重ねるうちに、この職を受け入れよう!という前向きな気持ちに変わったといいます。

保育園内でも、突然上長から担任を就任1カ月ほどで下されそうになったり、園児ともすれ違いがあったりなど、たくさんの困難と闘ったそうです。



ここからが本題、まずは園児Aくんが描く人物イラストをめぐり、新たな発見があったというお話がありました。

他の園児は、頭と胴体、足を的確に描いているにも関わらず、Aくんは頭から直接足を描いていたそうです。

初めは周囲の園児も菅原さんも、胴体がないAくんの絵がおかしいと思い、その部分も描くようにアドバイスしようと思ったそうです。

でも、菅原さんは「この(Aくんの)絵も個性あって面白いね~」とAくんの個性を受け入れる発言に変えたそうです。

そしてAくんは、自動車の絵を塗る際も、他の園児がクレヨン1色で塗るのに対して、複数色を重ね塗りして、混色、言い換えると独自の色使いを産み出していたそうです。

菅原さんの発言をきっかけに他の園児も関心を高め、Aくんのアイデアを採り入れるようになったそうです。

今度は女の子Bちゃんの話に。普段はおてんばなこの園児、でも昼ごはんの準備時には積極的にテーブルクロスを広げたり、テーブルをきれいに拭いたりしていたそうです。

それを見た菅原さんや他の園児たちも、その心遣いに目がとまり、みなでテーブルクロスを広げるのを手伝うようになったとのことです。



他にも、卒園式で菅原さんが、慣れないピアノ演奏で弾く手が止まっても、きちんと園児が元気にフォローして歌い続けてくれたシーンもあったそうです。

これにも菅原さんは「子供(園児)たちから学んだことは大きい」と喜びあらわに振り返っていました。

やはり、見た目では他人と違うかもしれませんが、これを個性として受け入れることで、周囲にとってもプラスの力になるんだなーと、改めてその大切さに終始感涙しそうになりました。



それらを話した後は、3年ほど前に菅原さんが在籍していた夕張市内の保育園の卒園記念DVD

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を映してくださいました。

木登りや雪遊びなど、保育園在籍中の園児の遊びっぷりが、多数枚の写真がスライドショーとして流れていました。しかもタイトルは「夕張の自然をよく知っている人たち」。

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身近に自然が多いこの地域らしく、木登りや川遊びなどで多少の危険がはらんでいようとも、保育士はほとんど手出しせずに園児たち自身が勇気を持って挑んでいました。

しかも、最後のほうでは、模造紙に園児自身がまだ習いたてのひらがなで、将来の夢などをたくさん書いていた映像もありました。

タイトルどおり、まだ育ちざかりスタートの小さな命と思えないほど、果敢に自然へ挑むという可能性の大きさに涙がこぼれそうになりました。

むしろ大人になった私たちにとっても勇気をくれた内容で、おそらく部員みなしんみりしていたと思います。



その後は園児たちがつくった作品たち

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や、園児が書いた卒園文集などを皆で回し読み

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していました。

我々大人では簡単に気付かない発想力に、みな喜びと驚きを隠せなかったようでした。



今回のレクチャーは、どの部員も、人間個々の可能性の大きさに心から感動でき、それを再認識できたものになったと思います。

今までで一番勇気をもらえたレクチャーだと言って過言でないと思います!

【写真協力】 加藤 康子/【文】 兼田 泰成
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by oyoyosapporoart | 2011-02-02 22:26 | レクチャー

2011年初のレクチャー無事終了!テーマは「同人誌と同人音楽」

遅くなってしまい恐縮ですが…

皆様新年明けましておめでとうございます!

今年もわがOYOYO美術部をよろしくお願い致します

美術部は先々週の11日(火)より部会を開始しまして、当日は春先までの活動計画を話し合いました。

3月はじめまでは

部員によるレクチャー

クロッキー大会 

夜の街を散歩・探訪する「ブラOYO美」

など、小さいながらも続々活動していきます!


そして先週18日(火)は、美術部 Fさんによる 


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「同人誌と同人音楽」のレクチャー

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でした。

正直言って私にとって「同人誌」はほとんど知らない分野なので、専門用語を理解するのがやっとでしたが…

他の部員は本好きが多いせいか、「ハイハイハイ~、○○っていう作品あるよね?」という声が多かった気がします(笑)

それだけ「同人誌」は広まっているのだと思います。

今回は藤山さんが、参考資料の同人誌と同人音楽CDを多種類

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持参してくださり、レクチャー後半は部員全員で回し見、回し読みをしていました!


「同人サークル」など同人誌の制作体系についての説明から始まり、

同人誌には「創作」と「二次創作」の2分野がある旨のお話へと続きました。 

また、同人誌は「とらのあな」のような同人ショップで販売される他、

「コミックマーケット」といわれる年数回のお祭りで頒布(はんぷ)されるという紹介もあり、

私も聞いていて、OYOYOに似た楽しそうな雰囲気を感じました。

その他にも、オタクがエロに注目する理由や、美少女ゲームが面白いと思われる要因などの解説がありました。


同人音楽の解説では、藤山さんがiPhoneによりPV風の映像をいくつか見せてくださいました。

なかなかツボをくすぐる内容で、アニメらしく面白おかしい演出に皆笑いを隠せませんでした。


その辺りから、いよいよ参考資料=作品の登場。藤山さんの説明を受けた後、皆で回し読みしていました。

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ほとんどの部員は、一般のアート作品を鑑賞するような視線で、真剣に見入っていたようでした。

中には「オ~!」と歓声をあげる部員もいました。

私はほぼ初めて見たこともあり、新鮮に感じたのもありますが、

リアルな乙女心に惹かれてしまい、改めて同人誌の奥深さを知った気がします。


これでレクチャーは終了しましたが、その後も、個別に質問するなど「同人誌」の会話が続いた気がします。


やはり作品という実物があったおかげで、より「同人誌」の世界がうーんと身近なものに感じることができたレクチャーでした。


【写真協力】加藤 康子/【文】兼田 泰成
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by oyoyosapporoart | 2011-01-24 21:28 | レクチャー

部員リレーレクチャーレポート【2】



去る1月19日(火)、OYOYO美術部恒例のリレーレクチャーが行われました。


















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奥井みさきさんによる「旅の見方」と題されたそのレクチャーは、テーブルに広げられた数多の観光パンフレットにより幕を開けられました。


実際にそのほとんどに足を運んだという奥井さんは、大学時代「地理学科」に所属していたとのことです。





聞きなれない学科名ですが、とにかく後ろに「○○地理」とつけばなんでもあてはまるとか…(自然地理とか交通地理とか…なるほどって感じです)





その地理学を学んだ目で見る奥井さんのお話はとても興味深く、皆聞き入ってしまいました。








「旅」といえば観光ガイドを見たり雑誌を見たり、誰もが食いつくような名所めぐりをするといったイメージが多い気がします。


それはそれで決して間違いではありませんし楽しいと思います。





しかし奥井さんの「見方」はまた一味違ったものでした。





おもむろに十勝方面の地図を取り出した奥井さん。


例えば、とある街はかつて港で栄えていたが、今は鉄道が通っていないために寂れてきている。


逆にこの街は国道は通っていないが、実際行ってみるとなかなか面白い…


など、ただ地図やガイドブックを見るだけでは気付かないいいところというのを、地理の観点から紹介してくださいました。





なるほど。








また、釧路、厚岸、函館の3か所にて水産資料館や海事記念館(こういった一つのテーマに絞った博物館はなかなか面白いという…)


を訪ねることにより、捕鯨の歴史的流れなどが見えてきたそうです。





なるほどなるほど。








そして次に紹介してくださいました中標津という街は第二次世界大戦後の国勢調査以来人口が減っていないそうです。


ここでも地図を出して説明してくださいましたが、普通郊外にバイパスができるとそこに店が集まるために中心地が寂れてくるとのこと。


しかしこの街は中心地に集まっていて、とても魅力的な街だと。それが人口が減っていない理由かもしれないと教えてくださいました。





なるほどなるほどなるほど。










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道外出身の僕としては行ったことも見たこともない街の話でも、とてもイメージが膨らむ、行ってみたいと思わせる素敵なお話でした。





他にも数か所を例に奥井さんならではの分析により街の素晴らしさを紹介してもらいましたが(青森や弘前は公共施設や観光施設が街中に集まる理想的なコンパクトシティだとか)


僕は率直に





「この人が行政に関われば、どこでもすごい街になるのでは…!?」





と感じました(笑)


実際札幌という街についても鋭い分析が…











何事にしてもそうですが、ちょっと視点を変えてみることで見えてくるものってのは多々あると思います。





今回お話していただいた「旅の見方」





これはまさに「『人生』という旅の見方」


でもあったように感じます。










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………なんか最後にお話を台無しにしてしまったような…(汗)








部員:バカ田修二


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by oyoyosapporoart | 2010-01-25 16:33 | レクチャー

「旅の見方」を学んでみませんか?


お元気ですか




札幌は雪が積もりすぎですムムム







どんだけ多種類のシロップを用意しても




こんなに食べられませんカキ氷










そんな時はやっぱり旅に出たくなったりするものです。







そんなわけで







1月19日(火) 20時より




OYOYOまち×アートセンターにて







部員でライターの奥井みさきさんによる







レクチャー




「旅の見方」







がございますheelheelheelheelheel




(少し強引なはこびでしたかね?)







レクチャーに興味のある方




OYOYOがどんなところか気になるけどきっかけがないから




なかなかいけないわーという方




この機会に是非一度OYOYOに遊びにきてみてはいかがでしょう?







参加料:無料 


申し込み・連絡先:art@oyoyo16.com


会場:札幌市中央区南1条西6丁目第2三谷ビル6階


   OYOYO まち×アートセンター さっぽろ







旅に出たいなぁー







nあつみ





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by oyoyosapporoart | 2010-01-17 18:10 | レクチャー

部員リレーレクチャーレポート【1】


もう1月も半ばになりますが、皆様、今年もよろしくお願いします。





さて、










昨年の12月15日に美術部員の青木萌さんによるリレーレクチャーが開催


されました。













OYO☆be blog







青木萌さんは、球体間接人形作家です。





球体間接人形。

















聞いたことや写真で見たりしたことはありますが、中々実物を見る機会はないも


のです。


今回は、先だってあったoyoyoふゆまつりの美術部展示にて、萌さんの作品を見る


ことができました。


それが初めて球体間接人形を見る機会だった人もいたかもしれません。





そんな私たちの前に置かれたのは、写真集や制作方法の本などの資料、そして現


在萌さんが制作中の人形でした。


人形の製図を描いた方眼紙の上に、まだ真っ白な削り跡の残る、頭、胴体、手足


を並べていきます。







ふゆまつりの時は、関節部分も丸っこい子でしたが、今回の子はスレンダーな感


じです。





萌さんは、彼女を前に人形の制作過程を説明してくれました。


最初に発泡スチロールで型を作り、粘土で成型し、乾燥させては削る作業を重


ねていくそうです。例えば、削りすぎた時などは、また粘土をつけて乾燥させて


…(以下略)。


その後、頭を割って!(本人談)目を入れて、再度頭をくっつけて継ぎ目をきれ


いにした後、塗装し、髪をつけ、完成に近づいていきます。





以上は作り方の一例で、萌さん曰く「表現したいこと」や作家に寄って、その方


法は、いろいろあるとのことでした。





人形を一体作るのにかかる時間は二~三ヶ月、半年くらいかかることもあるそう


です。


それは人形を形作りながら、魂を込めていく時間のように感じました。





製図の片隅にAliceと書かれていたのは、この子の名前のようです。


目の前にいる子を、抱き上げた時、一瞬何かが走ったように感じました。完成し


た暁には、是非再会したいものです。










OYO☆be blog













その後、資料として用意された人形の写真集などを見ながら、次々出る部員の質


問に答えたり、和やかにレクチャーは進められました。





萌さんが人形制作を始めて9年ほど、作った人形は14~15体だそうです。「こ


れからも、たくさん作りたい。心が動くようなものを作りたい。」と静かに、で


も力強く話していた萌さんが印象的でした。





oyoyo美術部では、このようなレクチャーやグループ展など、今年もいろいろと


活動していきます。


興味を持った方は、是非お問い合わせください。お待ちしています。





部員:なお





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by oyoyosapporoart | 2010-01-07 18:01 | レクチャー